プレスリリース

マッコーリーグループ、初のサムライ・グリーンローン・ファシリティを実行

東京, 2020年4月16日, 16 April 2020

本日、マッコーリーグループは、1.5億米ドルのグリーントランシェを含む3億米ドルのサムライ・グリーンローン・ファシリティ(以下、「本ファシリティ」という)を日本において実行することを発表致します。

本ファシリティは、オーストラリアの金融機関としては、日本で初となるグリーンローンです。グリーントランシェの資金は、マッコーリーのグリーンファイナンス・フレームワークにおいて適格なグリーンプロジェクトを支援することを目的としております。風力発電所・太陽光発電所の開発、廃棄物の再利用エネルギーのプラント、環境配慮型建物(グリーンビルディング)、クリーン輸送プロジェクト等、幅広くカバーしています。

また、本ファシリティは、アジア太平洋ローン・マーケット協会(APLMA)が2018年3月に公表したグリーンローン原則において示されている4つの核を取り入れます。グリーンボンド原則に類似した枠組みに基づいて、その4つの核は、調達資金の使途、プロジェクトの評価と選定プロセス、調達資金の管理、レポーティングにおけるベスト・プラクティスの確立を目指しています。

マッコーリーグループは、本ファシリティを通じて、グリーンファイナンスにおける継続的なリーダーシップを示すとともに、ファンドマネージャー、アドバイザー、資金提供者、環境マーケットの参加者、そして、お客様と同じく投資家として、様々な立場から、グリーンエネルギーや科学技術の発展へ長期的かつ深くコミットして参ります。

本ファシリティは、株式会社三井住友銀行、マッコーリーキャピタル証券会社がアレンジし、4行の本邦銀行が参加しました。

マッコーリーグループの財務責任者であるStuart Greenは、「本ファシリティの実行は、現在の厳しい市場環境下での大きな成果であり、マッコーリーグループとしての資金調達において、日本の投資家層へのアクセスを戦略的に多様化できる新たな足掛かりとなりました。」とコメントしております。

マッコーリーの日本における代表者を務める渡邊 琢二は、「この取引は、マッコーリーの日本拠点20周年という節目において、そのビジネス基盤をより強固にする重要なマイルストーンです。三井住友銀行様との強固なリレーションシップ、そして、今後ともビジネス機会の深耕を継続できるよう期待しております。」とコメントしております。


注釈:

通常、日本において、サムライローンは、非日系企業への日本円建てクロスボーダー・シンジケートローンを指しますが、本ファシリティにおけるローンは、米ドル建てとなっております。


マッコーリーグループについて

マッコーリーグループは、資産運用、資金調達、バンキング、アドバイザリー、 債券・株式・コモディティー資産を横断した資本ソリューション等、幅広い専門性を持つ金融グループです。1969 年に設立され、現在では、グローバルで15,700名を超える従業員が働いております。2019 年9 月30 日時点では、5,620 億豪ドルに及ぶ運用資産残高を擁しております。詳細情報につきましては、 www.macquarie.com をご参照下さい。

 

メディア・コンタクト

オーストラリア, ニュージーランド
+61 2 8232 2336
お問い合わせ

南北アメリカ
+1 212 231 1310
お問い合わせ

アジア
+852 3922 4772
お問い合わせ

欧州, 中東, アフリカ
+44 20 3037 4014
お問い合わせ